保守率 | 大作商事

保守率の意味・基礎知識

保守率 (ほしゅりつ) maintenance factor
照明計算に使用する数値で、照明施設における初期の平均照度が、時間の経過とともに低下してくる割合を予測した値を、保守率と呼びます。(記号:M)
照明設計する際に、一定時間経過後においても所要の明るさを確保するための補正係数で、 照明器具を長期間使用すると、ランプの光束低下や照明器具の汚れ・天井や壁の汚れ等によって照度が低下するため、照明設計時に照度の低下を補うために保守率(補正係数)を用いて計算します。

この保守率には、照明器具の周囲の環境条件(塵埃の程度など)、使用するランプの種類、照明器具の構造、照明設備の保守管理方法などがあります。 なお、照明計算に使用する保守率としては、「(社)照明学会・技術指針:JIEG-001(1987)照明設計の保守率と保守計画(改正版)」で一般的に推奨される値が示されています。

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